ルノーFT-17

ルノーFT-17軽戦車(Char leger)は敵と出会うとエンジンハッチなどを立てる事で体を大きく見せ、威嚇しようとします。
ところがその様があまりにも可愛いため世界各国にお持ち帰りされ、それぞれの地での戦車の血統の祖となりました。
この可愛さが現在でも有効な事は、2003年に米軍がアフガニスタンのカブール郊外で
打ち捨てられていた個体を保護して本国での世話を決めた事からも窺えます。
http://www.defendamerica.mil/articles/feb2003/a022703b.html
しかし根付いた地の風土に影響されたのか、子孫たちは異常なまでの進化を遂げてしまいます。
ルノーFTの可愛さを正統に遺伝・発展させたのはチェコの38(t)と日本のチハたんだけであるといわれています。

戦車の基本形である「車体+旋回式砲塔」のレイアウトを確立した初の戦車ですが、
登場したのがWWI停戦の半年前であり、
目立った活躍も出来ないままWWIIの時には旧式化してしまった不運な車種でもあります。




inserted by FC2 system